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シュトゥルム(半発酵ワイン)作ってみた

簡単で奥が深い

新居の裏庭にはアパートのオーナーが植えた古いブドウの木がありまして、めずらしく猛暑だった去年はブドウが豊作に。
とはいえ、種有りブドウを毎日食べるにも限界を感じ、大量消費を試みました。

シュトゥルムを作ってみる

「シュトゥルム」はオーストリアなどで売られている発酵途中のワイン。
<参照:「嵐」という名の発泡酒シュトゥルム/オーストリア
ウィーンとプラハを旅行中に出会ったんですが、その軽い口当たりとフレッシュな甘みがすごい良くてですね。

名前を忘れないように撮った写真

続くチェコではファーマーズマーケットで購入。奥のペットボトルがそれ。

どうしてももう一度飲みたくて探すものの見つからず。発酵しているので容器の蓋が閉められない故に空輸とかができないんですね。
せっかくなので、これを作ってみようと思います。
※日本ではアルコール度数1%以上の無許可醸造は違法なのでご注意ください。

ブドウの収穫

裏庭のブドウを収穫していきます。

山ほどのブドウ。実際はこの写真の倍くらい取りました。高枝切り鋏が届かない分は鳥のおやつに。

ブドウをつぶす

ブドウを枝から外し、軽く洗って手で潰し、タッパーに。ブドウを枝から外す作業はもはや修行のようで心が無になります。嫌いじゃない。
ブドウは枝ごと潰した方が時間短縮にはなったかもしれないんですが、ブドウサイズの小さいカタツムリが時々くっついているのです。

発酵するための酵母は皮や枝についているらしいので、枝も何本かタッパーにIN。

タッパーの蓋を少しだけ開けて置いておきます。2週間くらい置いたかな。
甘酸っぱいような、痛んだような、微妙な香りがしてきます。

漉してビン詰め

発酵が進むとこんな感じに。

これを漉していきます。まずはザルにあけて。

残った皮と実をさらしで絞っていきます。

オリがすごいので、もう一度漉しました。これを瓶に詰めます。

発酵してアルコールにするには、ブドウの糖分だけでは足りないらしいので砂糖を添加します。
今回は75g、60g、40g、さとう無し、と砂糖の量を変えて味を比べてみようと思います。

放置して完成

2週間ほど放置して完成です。

まず砂糖無しから。どうやら糖分が少なかったため発酵がすぐに終わり、そのまま痛んでしまったようです。お酢っぽい匂いがします。

砂糖を添加したビンは順調にシュワシュワしています。

飲み比べ

飲み比べてみたところ、この時点では60gが一番近い味でした。適度な甘さでシュワシュワ。友達にも好評でした。
75gは甘ーいブドウジュースという感じでアルコールより砂糖が勝ってる感じ。40gは砂糖がアルコールになってしまっているので、甘さがほとんどなく、薄いワインという感じ。

発酵を止めるには、湯煎する方法と冷蔵庫にいれる方法があるようです。とりあえず冷蔵庫に入れて保管。

感想

初めて作ってみましたが、科学実験の様で楽しかったです。本物のシュトゥルムには敵いませんが、自分で作ったものは何となく美味しい。
今年は友達を集めてワークショップ形式で作ってもらっても良いかもしれない。
1点失敗したのは、これをやった時期。まだ残暑が残るくらいの時期だったせいか、匂いを嗅ぎ付けたコバエが…。秋にもう一度作った際は来なかったので、次回はしっかり肌寒くなってから作ろうと思います。
今年も豊作になりますように。

その後

飲み終わったボトルにはオリが残っているので、ダメもとで市販のブドウジュースを注いでみたところ、見事にプクプクが。しかも味も良い感じ。シュトゥルムの永久機関誕生の瞬間です(嬉)。