[DEAF] CRAFTING THE FUTURE: WORKSHOP


DEAFでは、ボランティア時間の合間を縫って、ワークショップに参加してきました。

“CRAFTING THE FUTURE” は、テキスタイルやwearable technologyのアーティストを招き、3Dプリンターによる新しい素材の模索をする企画。ワークショップは2日間に渡り、アーティストによるトークセッションや交流会など、とても濃い内容でした。





参加者は学生だけでなく、ファッションやテキスタイルデザイナ、アーティスト、建築家、プログラマー等、多種多様な顔ぶれ。国籍もオランダだけでなく、フランスやドイツ、アジアなどなど幅広く、色んな言語(要するに理解できない)が聞こえます。





この3Dプリンターと、様々な素材を組み合わせて実験していきます。

3Dプリンターはいわゆる「グル―ガン」と同じ仕組みで、温めた樹脂をぐるぐると積み重ねて形を作っていきます。 3Dデータだけでなく、AIデータもスクリプトをかませることで、Y/Y/Z軸を書き出し(Gコードという)、立体に出力することができます。


この3Dプリンターとコラボする素材として、様々な布地、フェルト、毛糸だけでなく、針金や電導糸が用意されました。3Dプリンターは一見難しそうですが、使ってみるとアナログな感じ。使い方も本当に簡単で、手のひらサイズの器なら、30分位で完成。(しかもすぐ固まる)…とはいえ、最終的な微調整は、経験と勘が必要な印象です。





テキスタイルと3Dプリンターの基礎を学んだあとは、チームでの作品作り。我々のチームは、アーティストが指揮を執ったこともあり、初日はアバンギャルドな方向にw。


2日目はよりシンプルなオブジェを作成するに至りました。

フィールドの違う参加者同志の意見は全くまとまりませんがw、様々なアイデアを出し合ったり、知識をシェアするのはとても刺激的です。





ワークショップの最後は、各チームが発表。色々な方向からのアイデアが出てきて「その手があったか…」って心の中で何度も手を打ってましたw





個人的にヒットだったのは、サテンの様な薄い布地に、3Dプリンターで模様を描くことで、折り目を付けられるというもの。

折り紙からヒントを得たとのことで、レースの様な樹脂の模様も相まってとてもエレガントな作品でした。





また、空き時間を狙って、自分でも色々作ってみました。

ブレスレットの3Dデータを出力しながら、隙間にフェルトを挟んでいます。作業はとても地味ですが、これを作ってから3Dプリンターがミシンに思えてきました。


また、3Dデータではなく、フリーハンドでの出力も可能だったので、こちらも色々試してみましたが、まあ上手くいきませんw(奥の矢印はチームメイトのもの)

アタマで考えるより、とにかく手を動かすのが大事だというアドバイスもあり、とにかく何かを作ってみようという感じでした。

作品としての完成度を目指すというよりは、とにかく体験すること。


手を動かすと、素材としての強度やフレキシブルさを体感することができ、3Dプリンタがぐっと現実的なツールとして見えるようになりました。





アーティストによるトークセッションの後は交流会。自分はスタッフのシフトがあったので、がっつり参加できませんでしたが、(泣)楽しかったです。



また、スウェーデン在住の日本人アーティストMika Satomiさんともお話でき、実際の作品も触らせてもらいました!

実はDEAFに参加する前からMikaさんのブログは拝見してて、Contactive Thread以外の素材を使ったCircuitsのつなぎ方など、ガチで参考にしてた方。ブログに載ってた音が鳴るペアパーカーも目の前で動作が見られて、もう、うはぁーって感じでした。




個人的にとてもよかったのは、何を作るにしても、小さな実験や細かい試行錯誤の積み重ねだという「答え合わせ」ができたこと。

学生もプロもアーティストも、失敗しながらテクノロジーを呑みこみ、手を動かしながら素材と対話することで、新しい作品、新しいアイデアに向かっていました。

また、講師役のアーティストさんがとてもオープンだったことも印象的でした。彼らは経験や知識をシェアすることで、技術が進歩し、新しいアイデアが出ることを期待しているのだと思います。

新しいテクノロジーだけでなく、それに対峙するものづくりの姿勢も学ぶことができたワークショップでした。

[LINK]
>DEAF:CRAFTING THE FUTURE: WORKSHOP, MAY 17-18


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